新しい課題に向き合う時に「既有知識」がなかったら「どのように対応すべきか」判断できません。


将棋の棋士は、30手先、50手先を読んで「次の一手」を指します。

先読みできるのは既有知識があるから、対戦相手の傾向や自分の得意手、定跡などを照らし合わせ

様々な角度から最善の一手を導き出しているのです。

またサッカー選手であれば、味方の動き、相手選手の特徴、相手チームの戦術、自分のプレーの特徴などを考慮して 、「パスを出すか、ドリブルを仕掛けるか、シュートを打つか」の状況判断をします。


初対戦の相手よりも、過去に戦ったことのあるチームの方が既有知識がある分 局面を打開しやすいでしょう。

棋士の鮮やかな一手も、創造力溢れるサッカー選手のプレーも「既有知識」の延長線上にあるのです。

「発想力」は「既有知識」の量に比例すると思っています。

「発想力」とはゼロ(無)から100を生み出すことではなく


100を持っている既有知識や価値観の中から最善のものをピックアップする能力であったり

既有知識を組み合わせて、色々な方向から推測する力のことではないでしょうか?


『既有知識』を持っていれば、タテ ヨコ ナナメ 色々な視点で物事を捉えられると思っています。